第2回: 界面活性剤0 専門家が呆気に取られたデータ。

第2回: 界面活性剤0他、専門家が呆気に取られたデータ。

正直言って、コラム第2弾をお送りできる事は嬉しい。 

少なくとも、第1弾を読んでくれた人が居たか、読むに値する内容であったということなのだろうから。 

第1弾は、ライトウェーブのフラッグ商品である『バジャン(ニューバジャン)』について解説した。尤も、ほんの触りを話しただけなのだが・・。 

ここで、お知らせしておくべき事が1つある。それは、一見2種類のバジャンがあるように見えるかも知れないが、2つは同じ成分で作られている物で、違いは成分濃度くらいでしかない。 

「それだけの事で、どうしてそんなに溶け残りや、洗浄力に大きな違いが出るんだ?」と、訊きたい人が居ると思う。 

申し訳ないが、それは企業秘密。 

少なくとも、公的機関において各種のテスト、即ち『バジャン』の界面活性剤0、有害成分0、皮膚刺激度0、魚毒性0、水質汚染試験によるBOD、CODは水道水並み、・・というもので、専門家が呆気に取られたデータが出た。同成分である以上、2つに大きな間違はないのではないかと思うだけなのだが。 

「ニューバジャンも同じテストをやるべきだ」と言う人も居るかも知れないが、現在はこれらのテストを引き受けてくれる公的機関が中々見つからないし、見つかったとしても、相当費用がかかるという点が問題なのである。同一成分の製品に、そこまでする必要はないと思うのだが。 

むしろ、そんな要求する人が居れば、言いたい事がある。 

国内だけでも花王、ライオン、P&G以外にも10社以上の洗剤メーカーがあるらしい。その内の1社でも、上記のテストを“公的機関”で行った企業があるのか、またその結果を公表しあた企業はあるかという事を先ず調べてみたらと。 

私が知っている限りでは皆無だ。 

少なくとも、当社に何かを言う前に、「界面活性剤不使用洗剤」とか、「アトピー用洗剤」などと謳っているメーカー、また販売企業に、それを謳う根拠となるデータを公開するように求めるのが先じゃないのかね? 

しかも、それらの方が『バジャン』より売れているらしいんだから、「why?」だろ。 

中でも笑ったのは、石鹸はある意味100%界面活性剤だという事を知らずに販売しているらしく、PCなどに『界面活性剤不使用洗剤』として、堂々と掲載しているのを見た時だった。 

今の時代、何事も真面目にやっている方が損をする傾向にある、という事を知らないわけではないけれど、それにしても・・、と思ってしまうのは、私だけではあるまい。 

もし、界面活性剤商品(洗剤類、石鹸、シャンプー・・等)について、チャンと知りたいと思っている方は、このコラムの隣に掲載されている、『【界面活性剤とは?】界面活性剤の豆知識』を読んでみるようお勧めしておく。

短い割には、専門知識を判りやすく、またポイントを押さえた解説だと思うよ。多くの人は、界面活性剤という言葉を耳にしても、それがどれほど有害な物質かなんて、よく判っていないんだ。 

特に主婦や、母親は、家族の健康のためにも、衣食住にまで浸透している界面活性剤については知っておいた方が良いと思う。 

ゴメンナサイ。ナンナミストは来週に延びてしまいました。 

堀江琢磨